日本を代表するトラッド家具ブランド「横浜ダニエル」より、
アーリーアメリカンシリーズの最高級な洋服タンスを買取いたしました。

黒船が来航して、横浜に多くの外国人が居留するようになってから、
文久三年（1863年）、英国人ゴールマンが横浜・元町に欧風家具会社を設立しました。
それが横浜ダニエルの始まりです。
やがて、日本人ならではの職人仕事によりその品質は大きく向上します。
その出来は、西洋人をも唸らせるほどで、本国へ持ち帰る人もいたそうです。
その後、横浜で技術を身につけた職人達は、東京の芝を中心に進出します。
その腕前は評判を呼んで、宮内庁等の仕事も請け負う程に繁栄を極めます。

「ダニエルの家具」はその伝統技術と精神を受継いだ、日本を代表するトラッド家具の逸品なのです。
その高い品質とエレガントな気品が幸せで楽しいライフスタイルを作り出して、
いつまでも飽きずに、次世代へ受継ぐ事のできる家具です。

大量生産の時代でもダニエルでは、
本物の木製家具を製作する職人による手作業が行われています。
様々なカンナなどの道具を使って、丁寧に仕上げていきます。
その形状は機械では出せない温かみのあるラインと肌触りを生み出しています。
職人の手の感触だけが知っているノウハウが、ダニエルの伝統とクオリティーを支えているのです。

買取しましたアーリーアメリカンシリーズの洋服ダンスには、
樺桜の無垢材が使用されています。
樺桜の特長は、木質が堅く、木肌がきめ細かく荒れない、
明るい色調が似合い、木自体の持つ光沢が表れるなどがあります。
職人の手によって丁寧に削られた木肌は、とても美しく、
年が経つと木の艶がでてくるのがダニエルの家具です。

買取させていただき、ありがとうございました。