男は黙ってシモンズエクストラハード
[2017/10/22]
こんにちは！
エルラインstaffのブラザーKです。
超大型台風が本州を
直撃しようとしていますが
いかがお過ごしでしょうか。
読者諸兄の皆さま
雨風にはくれぐれもお気をつけください。
そんな本日は
男前編 シチュエーション別
雨の日の外出編
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早朝。
男は窓の外に
シトシトという雨音を感じ
目を開ける。
カーテン越しに
外を覗くと
無数の白い線が見える。
昨日の夜から
ずっと
降り続いているみたいだ。
シモンズの
ビューティレストエクストラハードから
ゆっくりと上体を起こす。
どんなに寝相が悪くても
ベッドから落ちたことがないのは
キングサイズのおかげかもしれない。
雨音をBGMに
昨日はよく眠れたようで
身体がとても軽い。
シルク製のパジャマを脱ぎ
手早く身支度を済まして
玄関のドアを開ける。
ふむ
まずまず
強めに降っている。
だが
男は滅多なことでは
傘を差さない。
無論
雨風が強い時は
傘が何の役にも立たない。
防水に優れた
マッキントッシュのゴム引きコートを
無造作に羽織り
長靴と帽子を相棒に
着の身着のまま
さながら英国紳士のように。
傘をさしながら
憂うつそうに歩く人々をしり目に
颯爽と歩いていく。
水たまりだって気にしない
否、あえてドボンと飛び込んでいく
「singing in the rain」を口ずさみながら。
正直
男は雨がきらいではない。
雨は地球の反対側で
誰かが流した涙だという
誰が言ったかも分からないような
ジンクスを少しだけ信じているからかもしれない。
重なり合う傘の間を
するりと抜けて
朝の人込みで
ごった返す駅の構内へと
男は消えていく。
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それではまた！
