ウニコのワイス・ ダイニングテーブルを買い取らせて頂きました。
[2018/03/21]
こちらのアイテムも
もちろん高価買取が期待できますね。
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さて、不定期連載中の
「deep sea bird」
第16話 本題
「さあ、この中に
マリア様に懺悔をしたいものは
申し出よ!」
シスターの良く通る声が
教会中に響き渡った。
すると
一人の小さな女の子がもじもじと手を挙げていた。
「そこのおなご、前へ」
「シスターモジョ、懺悔します」
「私は
お母さんに内緒で
冷蔵庫の中のシュークリームを食べてしまいました。」
「お母さんには言ったのかしら?」
女の子は首を横に振り
「ううん、お母さん食べるの楽しみにしてたから言えなくて…」
「分かりました。では、聖母マリアの下へ。」
女の子は手を合わせて
マリア像に向かってお祈りを捧げていた。
程なくして
天窓から
まばゆい光が差し込んでいた。
優しく包み込むような光。
「主は、汝を許すようですね」
女の子の顔から笑みがこぼれた。
「でもお母さんには
ちゃんと謝るんだよ」
「はい、分かりました」
女の子が足早に教会を出て行った。
次から次へと
手を挙げて
神に懺悔をする者が教会を後にしていった。
気が付くと
懺悔のために
手を挙げる者が一人もいなくなっていた。
それと同時に
教会のドアは
全てが中から開けれないように
いつのまにか施錠されていた。
ふと壇上から
シスターが消えていた。
つぎの瞬間
修道服をなびかせながら
ヴィンテージの
ダイニングテーブルの上に
舞い降りて
こう言い放った。
「さて、本題に入りましょうか」
教会内がにわかにざわつき始めた。
「シスター、本題とは?」
「この中にいるはずなんです。
満月であった昨夜、司祭様を殺めたうつけ者が」
つづく
第16話 本題
「さあ、この中に
マリア様に懺悔をしたいものは
申し出よ!」
シスターの良く通る声が
教会中に響き渡った。
すると
一人の小さな女の子がもじもじと手を挙げていた。
「そこのおなご、前へ」
「シスターモジョ、懺悔します」
「私は
お母さんに内緒で
冷蔵庫の中のシュークリームを食べてしまいました。」
「お母さんには言ったのかしら?」
女の子は首を横に振り
「ううん、お母さん食べるの楽しみにしてたから言えなくて…」
「分かりました。では、聖母マリアの下へ。」
女の子は手を合わせて
マリア像に向かってお祈りを捧げていた。
程なくして
天窓から
まばゆい光が差し込んでいた。
優しく包み込むような光。
「主は、汝を許すようですね」
女の子の顔から笑みがこぼれた。
「でもお母さんには
ちゃんと謝るんだよ」
「はい、分かりました」
女の子が足早に教会を出て行った。
次から次へと
手を挙げて
神に懺悔をする者が教会を後にしていった。
気が付くと
懺悔のために
手を挙げる者が一人もいなくなっていた。
それと同時に
教会のドアは
全てが中から開けれないように
いつのまにか施錠されていた。
ふと壇上から
シスターが消えていた。
つぎの瞬間
修道服をなびかせながら
ヴィンテージの
ダイニングテーブルの上に
舞い降りて
こう言い放った。
「さて、本題に入りましょうか」
教会内がにわかにざわつき始めた。
「シスター、本題とは?」
「この中にいるはずなんです。
満月であった昨夜、司祭様を殺めたうつけ者が」
つづく