イタリア最大のプラスチック家具ブランドであるカルテルより、
Philippe Starck(フィリップ・スタルク）と Eugeni Quitlletデザインの
「MASTERS（マスターズ）」アームチェアを買取いたしました。

カルテルは、斬新なデザインと機能性、高品質な家具を生み出しているブランドです。
1949年にジュリオ・カステリによって、日用品開発で培ったプラスティック成型技術を、
家具に応用するという着想を基に設立されました。
プラスチックは以外にも完全な再利用ができる環境にやさしい素材です。
カルテルの製品はリサイクルを簡単にするため、
素材ごとに解体しやすいようデザインされています。

こちらをデザインしたPhilippe Starck(フィリップ・スタルク）は、建築・インテリア・家具など、
さまざまな分野で活躍する総合的なデザイナーです。
彼は1949年パリに生まれ、カモンド装飾美術学校を卒業後、弱冠18歳にして自らの事務所を設立しました。
1982年にエリゼ宮のミッテラン大統領執務室を設計したことで広く認められ、
その後パリのカフェ・コストのデザインで名声を不動のもとします。
日本でも様々な建築物やインテリアを手掛けていて、
1989年には、あの有名なアサヒビールの社屋をデザインしています。

買取しましたマスターズは、3つのコンテンポラリーデザインに敬意を表し、
それらをスタイリッシュに融合させたチェアです。
3つのデザインとは、スペースエイジを象徴するSeven Chair(セブンチェア)、
Tulip Armchair(チューリップアームチェア)、Eiffel Chair(エッフェルチェア)です。
これらが融合して、しなやかで魅力的なラインが誕生しました。
そのアウトラインの重なりが不思議で有機的なフォルムを生み出し、
直線的で細い脚がとても美しい仕上がりとなっています。
またポリプロピレン素材を使用したマットな質感により深みが増しています。
スリムな脚のマスターズはゆったりとした座り心地が楽しめます。

買取させていただきまして、ありがとうございました！