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使用済みの「ホームシアター」は売れる?売却方法や査定前にしておきたいコトとは?

小山大作小山大作

不用品を売る・買取してもらう方法

コロナ禍でどうしてもおうち時間が増えるなか、自宅で迫力ある音響で映画や動画鑑賞を楽しみたい!と、思い切ってホームシアターを買った方も多いかもしれません。ただ、実際購入してみたものの、結局はあまり使わなかった...という方もいることでしょう。

使わないホームシアターをそのまま放置しておいても、保管場所に困ってしまいますし、せっかくのホームシアターも宝の持ち腐れになってしまいます。もちろん捨ててしまうのも勿体ない...もし、今後も使わないつもりならば、思い切って売却を検討してみてはいかがでしょうか?

今はコロナ禍の影響もあり、ホームシアターの需要が高まっているため、商品の状態、メーカーや購入時期などにもよりますが良い値段で売れる可能性が十分にあります。ここでは、ホームシアターの売却に焦点をあてて、売れやすいもの、おすすめの売却方法、査定前にやっておきたいことなど、売却時に役立つ知識をご紹介していきたいと思います。

目次

ホームシアターの種類について

ホームシアターの種類について

一口にホームシアターといっても、いろいろな種類があります。多く出回っているのは、バー・サラウンド型、2.1chホームシアター型、シアターコンポーネント型、オーディオベース型などです。バー・サラウンド型は、細長いバー状のホームシアターです。テレビの前面や横に設置して使用します。コンパクトサイズで、設置や接続がしやすいというメリットがあります。

2.1chホームシアター型は、バーチャルサラウンドによって、広がりのある音が楽しめるホームシアターです。ワンルームなどの狭い部屋でも設置しやすいというメリットがあり、楽しむことができます。

シアターコンポーネント型は、複数のスピーカーを配置したホームシアターです。スピーカー設置場所の確保や接続が複雑になりやすい面がありますが、臨場感のあるサウンドが楽しむことができます。オーディオベース型は、テレビの下側に設置するホームシアターです。サイズが小さいため、設置がしやすく、狭い部屋でも使いやすいというメリットがあります。

ホームシアターを売りに出す前に、お持ちの製品がどの種類なのかをよく確認しておきましょう。

人気のホームシアターのモデルやメーカーは売れやすい

人気のホームシアターのモデルやメーカーは売れやすい

ホームシアターは、人気のモデルやメーカーによって、売れ行きに差が出てくることがあります。高額査定を狙いたい方は、最初にお持ちのホームシアターのモデルやメーカーについても、よく調べておいたほうが良いでしょう。

有線タイプよりもワイヤレスタイプが人気が高い

ホームシアターは、有線タイプとワイヤレスタイプがあります。この両者のうち、人気が高いのは、ワイヤレスタイプです。

ワイヤレスタイプが人気の理由は、ケーブルがないため部屋がすっきり見える、配線の手間がかからないといったメリットがあるからです。そのため、ワイヤレスタイプのホームシアターは、有線タイプよりも高く売れる可能性があります。

ホームシアターの人気のメーカー

Panasonic、パイオニア、日本ビクター、SONYなどの人気のメーカーから発売されているホームシアターも良い値段が付きやすい傾向です。スピーカーやプレイヤーなどホームシアターの関連機器のメーカーについては、SHARP、日立、東芝、エプソン、ケンウッドなどが人気となっています。

中でも、BOSEやYAMAHAなどのメーカーは、音に関して一定の定評があり、熱心なファンも多いことから、中古市場でも高値で取引される確率が高いです。

買取してもらいやすいホームシアターとは?

買取してもらいやすいホームシアターとは?

買取業者へホームシアターを持参しても、必ず買取してもらえるとは限りません。業者側も、利益をあげなくてはなりませんから、基本的には中古市場で売れるホームシアターしか買取していないのです。買取してもらいやすいホームシアターの具体的な特徴や条件について、項目ごとにご紹介いたします。

ホームシアターセット(フルセット)

ホームシアターは、スピーカーやプロジェクター単体よりも、セットとして査定に出したほうが高値で売れやすいです。

より高値で売りたいのであれば、プロジェクター、スピーカー・アンプ、スクリーン、ディスプレイなどを一式揃えたフルセットで売ったほうが良いでしょう。DVD・BDプレイヤーなども合わせて査定に出すと、さらに高値が付く可能性が高くなります。

年式が新しいホームシアター

買取してもらいやすいのは、年式が新しいホームシアターです。ホームシアターに限らず、家電製品は基本的に製造日から5年以内のものが買取の目安となっています。年式が新しいものほど、良い値段が付きやすくなるのです。

反対に、古いホームシアターは、たとえ壊れていないものであって、買取不可となってしまうことがあります。ホームシアターを良い値段で売りたいのであれば、不要になった時点ですぐに売りに出すなどの行動に出たほうが良いでしょう。

ただし、希少価値のあるレアモデルに関しては例外です。レアなホームシアターに関しては、製造日から時間が経っているものであっても、マニアたちの間では高値で売れることも珍しくありません。

正常に動作するホームシアター

故障がなく、正常に動作するホームシアターも、買取してもらえる確率が高くなります。電源は入るけれど、映像が映らない場合や音が出ないといった不具合があるホームシアターに関しては、売れる確率はほとんどありません。

ごく稀にですが、ジャンク品のホームシアターであっても、買取や引き取りに応じてくれる業者もあります。どうしても、ホームシアターを売りたい場合は、そのような買取業者を根気よく探してみると良いでしょう。

高スペックモデルのホームシアターに関しては、修理をすることで売れる場合もあります。ただし、買取額よりも、修理代のほうが高くなると、損をしてしまうことにもなりかねません。

ホームシアター修理を検討する際には、おおよその買取金額や修理の見積額をよく比較してから決めたほうが良いでしょう。

買取が難しいホームシアターの特徴

買取が難しいホームシアターの特徴

買取が難しいホームシアターについては、以下の通りです。

故障や目立った傷や汚れがあるホームシアター

故障しているホームシアターは、実用性がないため、基本的に売れません。 また、大きな傷や目立つ汚れがあるホームシアターについても、見た目の印象が悪くなるため、買取が難しくなりやすいです。運良く値段が付いたとしても、安い買取額となってしまうことでしょう。

プロジェクターやスピーカーなど単体の人気がないモデル

プロジェクター、スピーカー、プロジェクターなど、単体で人気があまりないモデルに関しても、買取してもらえない確率が高いです。なぜなら、人気がないモデルは再販がしにくいため、業者側も積極的に買取したいと思わないからです。

必要なパーツが揃っていないホームシアター

パーツの欠品があるとマイナスポイントとなってしまい、査定額が大幅に下がってしまいます。電源ケーブルなどの重要なパーツが不足している場合は、買取拒否されてしまうこともあるため、注意が必要です。

改造品や正規メーカー以外で修理をしたホームシアター

自分で改造を加えた場合や正規メーカーで修理を受けたホームシアターも買取率が低くなります。改造品や非正規メーカーの修理は、予期せぬ不具合を起こすリスクがあるため、買取されにくいです。そのようなホームシアターをお持ちの方は、高値での売却はあきらめたほうが良いかもしれません。

ホームシアターを買取に出す前に自分でできること

ホームシアターを買取に出す前に自分でできること

ホームシアターを良い値段で売るためには、ちょっとしたコツがあります。買取に出す前に、自分でできるポイントについてお伝えしますので、ぜひ実践してみてください。

同じセットや付属品を揃えておくこと

高値で売るためには、購入時と同じセットにしておくことがポイントです。また、ケーブルなどの付属品も揃っていると、買取額がより高くなりやすいです。自分で後からオプション品を購入した場合は、そちらもあわせて査定に出してみると良いでしょう。

できる範囲で構わないので掃除をする

見た目がきれいだと、査定額が上がりやすくなります。ホームシアターを売りに出す前に、クロスなどで乾拭きしておくと良いでしょう。

ただし、内部の掃除に関しては、壊す危険があるため、注意が必要です。無理をせずに、できる範囲内で掃除をしてみてください。

保証書や説明書なども一緒に査定に出す

ホームシアターを査定に出す際には、保証書や取扱説明書などの書類も揃えておきましょう。これらの書類は、ホームシアターが本物であるという証明にもなります。

買取相場や業者の評判を調べておく

買取業者の中には、悪徳業者が紛れていることがあります。不当に安く買いたたかれたり、騙されたりするのを避けるためには、事前のリサーチが必要です。インターネットを使って、ホームシアターのおおよその買取相場、買取業者の評判などを調べておきましょう。

ホームシアターを売る方法

ホームシアターを売る方法

不要なホームシアターを売る手段としては、買取業者へ依頼する、もしくは、ネット」オークションを使って自分で出品する方法があります。

買取業者に依頼をする方法

手軽にホームシアターを売りたい方におすすめの方法です。できれば家電買取専門店、もしくは、ホームシアターを買取強化している業者を選ぶのがおすすめです。

業者によって買取額に差がありますので、売却前に複数の買取業者で見積もりをもらい、よく比較しておきましょう。評判が悪い場合や怪しい業者はトラブル防止のためにも、避けるようにしてください。

自分でフリマアプリやネットオークションに出す方法

自分が決めた値段でホームシアターを売りたいのであれば、フリマアプリやネットオークションを使って出品する方法がおすすめです。この方法ならば、人件費などコストが発生しないため、高値で売れやすいといったメリットもあります。

ただし、情報入力、梱包や発送などの手間がかかってしまう点はデメリットです。また、売れるまでに時間がかかってしまうこともあるため、時間に余裕がある人に向いている売却方法といえます。

ホームシアターを買取してくれるにオススメ業者の一例

ホームシアターの買取実績が豊富な、コレイルシティ

コレイルシティ

家電買取専門のコレイルシティではホームシアターのフルセットからプロジェクター、スピーカーの単体でも買取をしています。買取は長年家電だけを買取している専門のスタッフさんが担当なので、適切な査定額を算出してくれます。またホームシアター以外に家電製品で売りたい物があれば一緒に査定してもらうことも可能です。埼玉県や東京都、神奈川県であれば出張買取エリアに入っているので自宅やオフィスにも無料で来てもらえます。

コレイルシティで査定してみる

他社との見積もり比較から価格交渉可能、ナンバーワン買取センター

ナンバーワン買取センター

ナンバーワン買取センターは専門のスタッフさんが幅広いジャンルのものを査定、買取していてどこよりも高価買取を謳っています。24時間受付の無料見積りフォームから友達追加で簡単査定可能なLINE、オペレーター直通の電話相談と相談方法も豊富です。基本的に製造から10年以内の製品を買取していて、ホームシアターのフルセットの搬出作業も依頼すれば任せられます。様々な物を買取しているからこそ搬出作業になれていて、スムーズに買取が進むところもナンバーワン買取センターの強みです。

オーディオ愛好家イチオシの買取サービス、オーディオ高く売れるドットコム

オーディオ高く売れるドットコム

オーディオ高く売れるドットコムでは事前の査定で買取金額を算出してくれるので、まだ売るか迷っている方でも気軽に利用できます。買取が決まるまで負担額は0円で査定もプロが行うので、大切にしてきたホームシアターやハイスペックなモデルも適切な価格で買取してくれます。ホームシアターに付随する高級ヘッドホンやケーブル類、真空管などのオーディオ製品も買取しているので、処分に困っている方にオススメです。

売れなかった場合は処分を検討するしかない

売れなかった場合は処分を検討するしかない

もしも、ホームシアターが売れなかったときは、残念ですが処分を検討するしかありません。ホームシアターの適切な処分方法については、以下の通りです。

自治体のルールを守って粗大ゴミに出す

不要なホームシアターは、お住まいの地域の粗大ゴミ回収に出せば、安い料金で処分することができます。粗大ゴミ回収を利用する際には、決めたルールをきちんと守るようにしましょう。

不用品回収業者に依頼をする方法

ホームシアターのほかにも処分したいものがある場合には、不用品回収業者を利用するのも手です。不用品回収業者へ依頼すれば、不要なものを一度にまとめて処分することができます。ただし、回収料金などが発生しますので、料金について事前にしっかり確認しておくようにしましょう。

友人や知人でほしい人に譲る方法

動作に問題がないホームシアターであれば、貰ってくれる人がいるかもしれません。ほしい人へ譲ってしまえば、粗大ゴミの料金をかけずに手放すことができます。

友達、職場の人、ご近所さん、親戚などに声を掛けて、ホームシアターを貰ってくれそうな人を探してみると良いでしょう。

まとめ

ホームシアターの売却に関するまとめ

今回は、ホームシアターの売却方法、買取前にやっておくことなどについてご紹介しました。良い値段が付きやすいのは、新しいモデルのホームシアターです。不要になったら、少しでも早めに売却したほうが高値になりやすいです。

売却する際には、フルセットで出すようにして、オプション品や保証書なども忘れずに揃えておくようにしましょう。 万一、売れなかったときは、粗大ゴミや不用品回収業者を利用するなどして、適切に処分するようにしてください。

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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