買取のプロが教える、
暮らしに役立つ情報サイト、
エルラインジャーナル。

いらなくなった琴はどこで買取してくれる?高額で売るためのコツなどまとめてみました。

小山大作小山大作

不用品を売る・買取してもらう方法

ご不用になった琴を売る方法は、和楽器買取専門店、骨とう品店などで買取してもらえる場合があります。

ただ、売れやすい琴、売れにくい琴がありますので、売却前によく検討してから最適な方法を選んだほうが良いでしょう。 どんな琴ならば高く売れるのか、高額で買取してもらうためのコツなどを本記事で詳しくご紹介いたします。

琴はどんな楽器?

まず、最初に、琴がどんな楽器なのかについて見ていきましょう。琴は、日本の伝統的な和楽器です。いつ頃に、琴が誕生したのかについては諸説ありますが、3世紀頃には現在の琴の原型となる楽器が存在したようです。その当時は、音楽を楽しむ楽器ではなく、祭祀などの際に用いられる道具として扱われていました。

奈良時代になると、中国大陸からも琴が伝わります。元から日本に合った和琴と中国から伝来した琴が融合して、現在のような琴が誕生したという歴史があります。

琴の種類は十三絃と十七絃がある

琴は、十三絃と十七絃の2種類があります。十三絃は、音を鳴らすための絃が13本張られている琴のことです。大きさは、190cmほどで、2オクターブ半の音域で演奏することができます。一般的に琴というと、この十三絃の琴を指しているケースがほとんどです。十七絃は、音を鳴らすための絃が17本張られている琴のことです。

大きさは、210cmほどで、十三絃よりも低い音域の音を鳴らすことができます。十七絃は合奏で伴奏やベースを担当することが多いですが、ソロでも演奏することもあります。そのほかに、二十絃、二十五絃などもあります。二十絃や二十五絃は、近年になって誕生した比較的新しいタイプの琴です。

琴には山田型と生田型がある

琴は絃の数や音域以外に、流派による違いもあります。山田型と生田型の2つの流派があり、一般に広く普及しているのは、山田型の方です。山田型の琴は、音量が大きくて、華やかな音色であるため、演奏映えしやすいという特徴があります。

生田型の琴は数が少なく、大阪や京都など一部の地域で演奏されているのです。また、山田型と生田型は、演奏に用いる爪の形が違うという特徴もあります。山田型は丸爪を用いて左斜め約45度に構えて演奏しており、生田型は角爪を用いて正面に構えて演奏するのです。

琴の胴の素材は桐が使われている場合が多い

琴の胴に使われている木材は、桐です。樹齢が40~50年くらいのもので、直径が40㎝以上の大きさの桐を加工して、作られています。桐の主な産地は、福島県会津産、新潟県産です。近年は、上質な桐材が手に入りにくくなっており、価格も高騰しているため、入門者や初心者向けの琴などには、外国産の桐が使われているケースもあります。

装飾の素材にもいろいろな種類がある

琴には、装飾が施されており、用いられる木材によって、価格が異なっています。花梨材は、花梨べた巻き、花梨角巻きなどの装飾に使われており、一番安価な木材です。紫檀材は、紫檀べた巻き、紫檀角巻き、紫檀半上角巻きなどの装飾で使われており、花梨材より少し高価な木材となっています。紅木材は、紅木べた巻き、紅木半上角巻き、クリ甲紅木玉縁巻きなどの装飾で使われており、一番高級な木材です。演奏会向けやプロ向けの琴に用いられています。

琴を買取してくれるショップはどこ?

不用になってしまった琴を売りたいけれど、どこで買取してくるのかわからないという方もいらっしゃることでしょう。ギターやピアノと違って、琴は演奏者の数が少ないですから、地方にお住まいの方だと買取してくれるショップが見つからないこともあるかもしれません。どんなショップなら買取してくれるのか、詳しく見ていきましょう。

琴を売るならば楽器買取専門店や和楽器買取専門店がおすすめ

琴を買取しているのは、楽器買取専門店や和楽器買取専門店などです。ごくまれに、街のリサイクルショップでも琴を買取していることがありますが、楽器に詳しいスタッフがいないため、高値にならないことが多いので、あまりおすすめはできません。

楽器買取専門店や和楽器買取専門店ならば、たくさんの楽器を鑑定してきたプロが対応してくれるので、良い値段を付けてもらいやすいですし、買取金額の交渉もしやすいので、スムーズに売却できます。

また、楽器買取専門店や和楽器買取専門店ならば、プロの鑑定士ならではの視点で素人にはわからない点も考慮して、査定額に含めてくれる場合があります。少しでも高く売りたいのであれば、楽器の専門知識や楽器買取実績が多いお店を利用するのがベストでしょう。

骨とう品買取店でも売れる場合がある

骨とう品買取店でも、琴が売れる場合がありますので、お近くにお店があるという場合にはダメ元で相談してみると良いかもしれません。ただ、琴は美術品のようにビンテージ価値が付くことはほとんどありません。ずっとご自宅で保管しておいた琴が、骨とう品店で高く売れることはまずないので、売却したいと思ったらできるだけ早く行動したほうが良いでしょう。

高く売れやすい琴の種類について

高値が付きやすい琴には、演奏会用、象牙を使っているもの、くり甲などいくつかの条件があります。

演奏会用やプロ向けの琴は高値が付きやすい

演奏会用の琴やプロ向けの琴は精巧な造りとなっており、高級な木材が使われているため、販売価格が高額です。最高級品の場合には、100万円を超える琴もあります。そのため、演奏会用やプロ向けの十三絃は、売却時に高値になることが多いです。

高級品かどうかを判断するポイントは、琴の内部の彫です。演奏会用の琴やプロ向けの琴には、麻型彫り、子持ち綾杉彫り、綾杉彫りなどの美しい彫が施されていることが多いので、裏穴から内部をのぞき込んで確認してみてください。ちなみに、入門者や初心者向けの琴には、内部がすだれ彫りとなっているものが多いです。演奏会用のものでなくても、十七絃の場合には割と売れやすく、買取店によっては高値が付くこともあります。

琴柱に象牙を使っているものも高額になることが多い

象牙の琴柱は10万円以上もする高級品なので、中古市場でも高値で取引されています。お持ちの琴の琴柱に使われている素材が象牙だった場合には、高額査定が期待できるかもしれませんので、楽器買取店へ相談してみることをおすすめします。普及品の琴柱については、販売価格が5,000円前後なので、高値での売却は期待できません。

蒔絵などの美しい柄がある琴も高値になりやすい

蒔絵などの美しい柄が施されている琴も、高値で売れる場合があります。和楽器のコレクターたちの中には、演奏目的ではなく、飾ることを目的として琴を買っている人もいるのです。見た目が美しくて、蒔絵などが施されているものは、コレクターたちの間で需要が高いため、思わぬ高値になることもありますから、楽器買取店や骨とう品店などへ持ち込んで、買取してもらえるかどうか相談してみてください。

くり甲の琴も高額になることが多い

くり甲の琴も、査定時に高額になることが多いです。くり甲は高級品の琴に施されている特殊な技法で、表甲と裏板を45度の角度の切り込みを付けて張り合わせています。境界線がないため、見た目も美しく、音の響きも良いという特徴があります。くり甲の琴は、経済産業省の伝統工芸品にも認定されており、とても貴重なものなので、状態が良いものでしたらかなりの高値が期待できるでしょう。

不用な琴を高く売るためのコツとは?

最後に、不用になってしまった琴を高く売るコツについてみていきましょう。

普段から保管方法に気を付けておく

琴は木材で作られているため、湿気や直射日光に触れてしまうと劣化してしまいます。普段から保管する際には、琴専用のカバーを付けることや日差しを避けるなど気を付けるようにしてください。長期間演奏しないときには、跡がつかなように、琴と絃の間にタオルなどを挟んでおくと良いでしょう。保管状態が良ければ、売却するときに良い値段が付きやすくなります。

普段のお手入れ時だけでなく、査定前にも乾拭きして常にきれいに!

演奏後は柔らかクロスなどで乾拭きして、お手入れしておく習慣をつけておくと、美しい状態を長く保ちやすくなります。また、琴を査定に出す前にも、汚れやホコリなどをきれいに掃除しておけば、見た目の印象が良くなるので、高値が付きやすくなります。

琴爪や琴柱や桐柱箱などの付属品、保証書も揃えて査定に出す

琴を売りに出す際には、琴爪、琴柱、桐柱箱などの付属品も揃えてから査定に出した方が高値が付きやすいです。特に、象牙などの高級品素材が使われている琴爪や琴柱ですと、高額査定が出やすくなりますので、忘れずに揃えておくようにしてください。また、購入したときに保証書や説明書なども査定時に琴本体と一緒に提出すれば、本物だと信頼してもらえるので、高値が付きやすくなります。

複数の買取業者で査定を受けて買取額を比較する

複数の買取業者に査定を依頼することも、琴を高値で売るためのコツです。琴の買取額は、買取業者によってかなりの差があるのです。封数の業者で査定を受けることで、高値の業者が見つけやすくなりますし、相場価格を把握できるようになります。

また、大体の相場価格がわかっていれば、万が一買取額に納得できなかった際に、価格交渉もしやすくなるでしょう。1つの業者の買取金額だけ見て判断するのではなくて、いろいろな業者の査定額を調べてからどこへ売るかを考えるようにしてみてください。

琴/筝の買取を積極的に行っている業者の紹介

琴本体も琴柱も積極的に買取中、エルミュージック

エルミュージック(L-music)

楽器買取専門のエルミュージックにはそれぞれの楽器に詳しい専門の査定員が在中しているので、和楽器の琴に関しても知識と経験の豊富なスタッフが査定をしてくれます。経済産業大臣が指定した、伝統的工芸品のくり甲琴は大変高価なので、エルミュージックでも買取強化しています。この他にも高級な琴から、練習用のものまで、適切な値段をつけてくれるので、初めての方でも利用しやすく、リピーターも多い業者です。

エルミュージックで査定してみる

琴や三味線、尺八の買取なら、さくら堂

さくら堂

骨董品や古美術品を専門に取り扱っているさくら堂は、和楽器の買取も積極的に行っていて、買取事例も数多く掲載されています。自分で演奏していた琴も、飾っていた琴でも買取してもらえるので、他社で買取を断られた方も相談してみてください。 教室を開いていたり、コレクションしていたなどで数が多い場合にも、出張買取で現地まで来てくれるので安心です。琴の他にも和楽器や骨董品で見てもらいたい物があれば、さくら堂がオススメできます。

琴を含む和楽器の買取なら、よろず屋ありんす

よろず屋ありんす

よろず屋ありんすではどのような琴が高価査定になるかどうか、メンテナンスや保管方法のコツなども紹介しています。琴の形状や内部の彫り方、5弦の数などから専門知識を持った査定員が適正価格で買取をしてくれます。他社では買取をしてもらえなかった、査定額が思っていたより低かったなど、悩んでいる方はよろず屋ありんすで無料査定をしてみてはいかがでしょうか。美術品や骨董品の買取もしているので、一緒に買取を依頼すれば査定額もアップします。

まとめ

琴を売る際には、楽器買取専門店や和楽器買取専門店へ依頼するのが一番おすすめです。なぜなら、琴は特殊なつくりになっており、鑑定するのに専門知識が必要となるからです。琴は長さが2m近くあり、自力で持ち運ぶのは大変ですから、出張買取を行っているお店を選んだほうが楽に売ることができます。

高値で売りたいのであれば、見た目をきれいに掃除して、琴爪や琴柱などの付属品も忘れずに揃えておくようにしてください。桐材など自然素材を使っている琴は長年放置していると劣化しやすくなるので、いらないと思ったらすぐに査定に出すことも高値で売るコツです。

Author

#

小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

page-top