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高値で売れやすい三味線とは?査定額をアップさせる方法などをご紹介します!

2020.05.01

小山大作小山大作

不用品を売る・買取してもらう方法

レッスンをやめてしまったときや引越しなどのご事情で不用な三味線を処分したいときには、楽器の買取を行っているお店に相談してみると良いでしょう。

保管状態、使われている素材などによっては、高値で売れる場合もあります。本記事で、高値が付きやすいケースや査定額を上げるためのポイントについてご紹介します。

目次

長唄用、民謡用、津軽用の3種類がある

売る際には、まず最初に、どんな種類なのかを確認しておく必要があります。大きく分けると、長唄用、民謡用、津軽用の3種類があります。

長唄用は細い棹が特徴で、長唄、小唄、端唄などの演奏の際に使用するものです。民謡用は長唄用よりも少しだけ太い中棹となっており、地唄、常磐津、清元などの演奏でよく使用されています。津軽用は一番太い棹となっており、津軽、浪曲、義太夫などの演奏の際に用いられることが多いです。棹の太さに注目してみて、どの種類なのかをよくチェックしてみてください。

高値になりやすいのはどんなもの?

三味線を手放す際には、できるだけ高値で買取してもらいたいと思う方が大半でしょう。三味線は日本の伝統的な和楽器ですが、演奏される方の数は少ないので、基本的に高値で取引されることはほとんどないと考えておいたほうが良いでしょう。

ただし、キズや破損などのダメージがなくて保管状態が良い場合や高級な木材など良い素材で作られているものに関しては、高額査定が出る場合もあります。高値になりやすいものについて、項目ごとに詳しく見ていきましょう。

撥がべっこうで作られているものは高額で売れる可能性あり

撥がべっこうで作られているものは、高値で売れやすいです。べっこうの撥は、熱帯に棲むウミガメのタイマイの甲羅を原料にして作られています。つやのある美しい見た目で、しなりがあり、プロの演奏家がよく使用しているものです。

熱にとても弱いという性質があり、プロの職人でないと加工するのが難しいため、べっこうの撥は非常に高額になっています。撥の土台が本象牙が使われているものだと、撥1本だけで数十万円以上もする高級品もあるのです。 特に、日本の職人が手作りしている高品質なべっこうの撥は高額で取引されるケースが多いです。

べっこう製の撥であっても、中国製のものだとあまり高値にはなりません。三味線を高値で売りたいと思っている方は、楽器本体だけでなく、撥の素材もよく確認するようにしてみてください。

使われている木材が良いものも高値が付きやすい

棹の部分は、木材が使われています。棹材の種類は、花林材、紫檀材、紅木材などがあります。花林材は比較的安価な材料で、入門用や練習用の三味線に用いられることが多いです。そのため、売る際には高値になることはほとんどありません。紫檀材は中間品の素材で、練習用や演奏会用などの三味線に使用されています。

花林材よりも、多少は良い値段になる可能性がありますが、高額買取はあまり期待でいないでしょう。紅木材は最も高級な材料となっており、上級者向けやプロの演奏家向けの三味線に多く用いられています。緻密さがあり、堅くて歪みも起こりにくく、見た目も美しいとという特徴を持つ材料です。

三味線に適した木材であるにもかかわらず、この紅木材は年々入手困難となっています。とても希少価値のある材料であるため、棹に紅木材が用いられている三味線は高級品扱いとなり、高値で取引されることが多いのです。

金ホゾが埋め込まれている高級品なので高値で売れる

棹は、ずっと演奏しているうちに反ってしまうことがあります。高級品の三味線には、反りを防ぐために、棹の継ぎ手部分にホゾを加工して、その内部に金属が金属が埋め込まれているものが多いのです。銀が埋め込まれているものは銀ホゾ、9金や18金などが埋め込まれているものは金ホゾと呼ばれています。金ホゾが埋め込まれているもののほうが高級品扱いとなっているため、売却時には高値となるケースが多いです。

平打胴よりも綾杉彫りのほうが高額で売れる

三味線の胴は、音色を左右するとても大切な部分です。プロの演奏家が使用する高級品には、胴の内側に綾杉彫りと呼ばれる加工が施されているものが多くあります。ノミで細かい模様が彫られており、この模様が音の響きをより美しくすると考えられているのです。胴の内側に、綾杉が施されていないものは、平打胴と呼ばれています。平打胴よりも、綾杉彫りのほうが高額で売れる可能性がありますので、売却する前に、胴の状態もチェックしておくと良いでしょう。

買取が難しいケースとは?

買取が難しい三味線は、天神が破損しているもの、キズや汚れが目立つもの、正常な演奏ができない状態ものなどです。また、元の値段が安い入門用なども買取してもらえないことが多いです。

天神が破損しているとまず売れない

天神は、三味線の一番上の部分です。この天神が欠けている場合や破損している状態のものは、見た目の印象があまり良くないので、買取してもらえないことがほとんどです。修理代も高額になってしまいますので、すぐに売らずに保管する際には、カバーをかけて天神を保護しておくことをおすすめします。

キズや汚れが目立つものは買取拒否されてしまうかも

キズや汚れが目立つものも、買取してもらうことは難しいでしょう。和楽器は、楽器としてだけでなく、工芸品としての価値も高いため、見た目の印象もとても大切なのです。希少な素材が使われている高級品であっても、汚れがひどい状態だと査定額が低くなってしまうことやショップによっては買取拒否していることもあります。

どうしても売りたい場合には、手あかなど自分で落とせそうな汚れは拭き取ってきれいにしてから、査定に出すことをおすすめします。三味線は天然の木材や皮が使われているデリケートな楽器なので、強くこすると、余計なキズを作ってしまうこともあるので、掃除はできる範囲で行うようにしてください。

正常に演奏できない状態だと買取は難しい

棹がひどく反っていたり、胴の部分にひびが入っていたり、皮がボロボロになっていたりして、正常に演奏できない状態のものも買取は難しいでしょう。ただ、三味線本体は買取してもらえなくても、撥、弦、ケースなどの付属品ならば買取してもらえることもあるので、ダメ元で一度交渉してみるのもおすすめです。高品質な素材で作られている付属品であれば、高値で売れるかもしれません。

練習用など元値が安いものや劣化が激しいものも売れない

入門用や練習用など元々の値段が安いものも、基本的に高値で売れることはありません。元値が安い上に、キズや劣化が目立つようなものであれば、買取不可となってしまう可能性のほうが高いので、あきらめたほうが良いかもしれません。

高値で売りたいならば買取実績があるショップを選ぼう

高い値段で売却したいのであれば、楽器買取専門店がおすすめです。楽器買取専門店であれば、専門知識のある鑑定士が対応してくれるので、適正価格を提示してもらえるからです。ただ、楽器買取専門店といってもいろいろとあり、お店によって得意としている楽器が異なる場合もあります。

エレキギターなどの買取を得意としているショップに依頼しても、対応してもらえないかもしれません。和楽器買取専門店、もしくは、三味線の買取実績があるショップを選んだほうが良いでしょう。三味線に詳しい鑑定士が在籍しているショップであれば、種類や需要などを判断して、良い値段で買取してくれる可能性が高くなりますので、相談してみてください。

出張買取に対応しているショップがおすすめ

三味線はとてもデリケートな楽器なので、宅配買取、持込買取だとうっかり落として破損してしまうリスクがあります。安全な方法で売るためには、出張買取を行っているショップを利用するのが一番おすすめです。出張買取ならば、自宅まで買取に来てくれますから、自分で運搬することや発送する手間をかけることなく、その場で売却できてしまいます。

査定額を上げるためにはどうした良い?

最後に、買取店に依頼した際に、少しでも査定額を上げるためのポイントをいくつかご紹介いたします。

本体だけでなく撥や駒もあわせて査定に出す

査定に出す際には、本体だけでなく、撥や駒などの付属品もまとめて依頼すると、買取金額がアップすることがあります。買取業者のほうもできるだけたくさん取引したいと考えているので、撥や駒なども揃っていると、少し金額を上げでも買取してもらえるかもしれません。べっこうの撥など高級品をお持ちの方は、一緒に査定に出してみると良いでしょう。

楽譜や教本などがあれば一緒に査定に出してみる

楽譜や教本なども売れる可能性がありますので、査定時に一緒に出してみることをおすすめします。入手困難で貴重な楽譜や教本であれば、高額買取してもらえる場合もあります。

不用になったらできるだけすぐに売りに出そう

三味線は、動物の皮、木材など天然の素材を使って作られており、とてもデリケートな構造の楽器です。そのため、経年劣化がとても早く、カビも生えやすいのです。ですから、売りたいと思ったら、劣化が進む前にできるだけ早く査定に出すことをおすすめします。新しい状態のほうが高値で売れる可能性が高くなるので、必要ないのであれば保管せずにすぐに売ってしまうのがベストです。

自分ができる範囲で軽く掃除してきれいにしておく

査定に出す前に、できる範囲できれいにしておくと買取金額がアップすることもあります。掃除する際には、水拭きはNGです。柔らかい素材の布で、乾拭きする程度で良いので、見た目をきれいに掃除してから、買取に出すようにしてみてください。見た目がきれいだと、買取業者の方も清掃をする手間が省けるので、お互いにメリットがあります。

複数の買取業者の査定を受けてみる

高値で売るためには、できるだけ複数の業者に査定を依頼するのがコツです。買取金額は業者によって異なっていますので、複数の業者の査定額を見比べることで、高い値段で買取してくれそうな業者が見つかりやすくなるからです。また、ほかの業者の査定額を伝えることで、買取額を上げてくれる業者もありますので、金額に不満があったときには遠慮なく交渉してみたほうが良いでしょう。

大切にしていた三味線を高値で買取してくれるショップ/業者の紹介

各種三味線について知識と買取経験のある、エルミュージック

エルミュージック

三味線は取り扱ったことのある人じゃないと分からない種類や価値があります。エルミュージックで査定してもらうときには三味線に詳しい専門の査定員が対応してくれるので、他社で見落とされてしまった価値やポイントもしっかりと見てくれます。津軽三味線や地歌三味線、長唄三味線は特に高価買取が期待できるもので、買取強化にも載っているので、手放そうとしている方はエルミュージックに相談してみてください。

エルミュージックで査定してみる

尺八と三味線に特化した買取業者、尺八買取サイト

尺八買取サイト

尺八買取サイトは京都府にある業者で、名前には三味線がありませんが、尺八と三味線の2つを専門に買取しています。実際にサイトを見てみるとかなりの三味線の買取実績が確認できます。三味線本体の買取も三味線用の撥のみの買取も積極的に行っています。店頭買取、出張買取、宅配買取の3種類から自分に合った方法を選んで売れます。もしも三味線の他に使っていない尺八をお持ちの方は、高価買取の可能性が上がります。

傷があるもの、不具合のある三味線もトイズキングなら大歓迎

トイズキング

買取方法は出張、宅配、店頭の3種類、査定方法もメール、電話、ラインの3種類と自分のライフスタイルに合わせて三味線を売れるトイズキングは、買取金額も高めで好評です。三味線の買取は専門のスタッフが査定してくれるので、しっかりと価値を査定額に反映してくれます。またプロが修繕できるので、他社とは違って傷や汚れ、破損している三味線も買取可能になっています。

まとめ

以上、高値が付きやすいケースや査定額を上げるポイントなどのご紹介でした。三味線は、素材や加工方法によっても、買取額が変わることがあります。綾杉彫りなどあるものは高値で売れる可能性が十分にあるので、和楽器を専門にしている買取店に相談したほうが良いでしょう。

買取してもらえなかった場合には、ほしい人にあげることや寄付をするという方法もあります。後悔しないように、できる対策を考えて、自分にとってベストな方法で処分するようにしてください。

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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