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不用になってしまったサックスを高く売るポイントは?売る際のコツを紹介します!

小山大作小山大作

不用品を売る・買取してもらう方法

金色に輝くボディと美しい音色を持つサックスは非常に人気な楽器です。 特に吹奏楽やジャズでは重宝されており、そこからサックスを始めたという方は珍しくありません。 今回はサックスを売る際の方法やコツなどを紹介します。

改めてサックスとは?

サックスが考案されたのは1840年代と、楽器としては比較的歴史が浅いです。木管楽器と金管楽器の良さを兼ね備えたサックスは発表から間もなく人気を博し、そして今なお多くの人々を魅了しています。特に吹奏楽やジャズでは重宝されており、そこが出逢いだったという方も多くいらっしゃるでしょう。

そのようにして始めたサックスも、さまざまな理由で手放してしまうことは珍しくありません。また、サックスの演奏は辞めてないものの、買い換えを検討しているため今あるものを売りたいというパターンもあります。いずれにせよ、サックスを処分する際は処分よりも売却を選ぶと良いでしょう。しかしサックスが壊れている場合、売れるかは判断が難しいです。

サックスの人気メーカーといえば

サックスを製造しているメーカーは世界中に数多くあります。その中でもセルマー・ヤナギサワ・ヤマハは生産本数が世界屈指で、さらに品質も非常に高いことから「サクソフォーン3大メーカー」と称されることも珍しくありません。特にヤマハとヤナギサワはどちらも日本の企業であるため、国内流通数も多いです。またそれらのメーカーに追随するイオやシャトー、あるいはジュピターなども近年注目を集めています。

高く買取されやすいサックスとは

サックスの買取価格は音色やメーカー、または傷の有無などさまざまな条件で決定します。

美しい音が出る

楽器である以上、サックスは美しい音を発することができるかどうかが重要です。音程に狂いがなく、演奏に不具合がないかどうかが査定の際には真っ先に問われます。もし演奏に支障がある場合、買い取ってくれないことも少なくありません。

サックスの場合、タンポが劣化して音がうまく出ないケースがあります。タンポは天然素材を用いていることが多く、気温や湿度などの影響が受けやすいため、管理が悪いと使えなくなってしまいます。サックスを高く売却したいなら日々メンテナンスを施すことが重要です。

傷や汚れなどがない

表面に傷や汚れなどがあるかどうかも査定の際には大きく関わってきます。たとえ布で一拭きすればすぐ落ちる汚れだとしても、付いたままでは査定額も下がってしまいます。特にサックスの場合、手に持って動かしつつ演奏することが多いため、落下によるへこみを受けやすいです。また吹いて音を鳴らす楽器である以上、つばによって管の内部から悪臭が発生してしまうこともあります。業者へ持ち込む際は、事前にクリーニングしておきましょう。

購入から時間が経っていない

購入してから時間が経っていないかどうかも査定の際には重要です。あまりに古いモデルである場合、高い査定額はあまり臨めません。なお、購入から一定期間経っていたとしても、使用頻度が低くてほとんど使っていない場合は高くなりがちです。使っていなければその分傷や汚れが少なく、美品として扱えるからです。しかし長らく閉まっていて表面や内部にほこりが溜まっているなら、査定前にクリーニングしましょう。

有名メーカーや限定品

サックスの買取価格はそれが有名メーカーで作られたものかどうかで大きく変わります。特に前述のヤマハやヤナギサワなどは高額になりやすく、20万以上の価格が付くことも少なくありません。一方、それ以外のメーカーである場合、たとえ楽器としての質が良かったとしても査定額はあまり高くならない傾向があります。

そのサックスがどのメーカーで作られたかは本体の朝顔管で確認が可能です。なお、マウスピースやリガチャーにもメーカー名が刻印されていますが、演奏家によってはそれぞれのパーツを別のメーカー品で用意していることもあるため注意が必要です。

そのため、本体は本体、パーツはパーツと、それぞれの場所でメーカーを確認することをおすすめします。サックスの中には本体に彫刻が施されているモデルもあります。彫刻入りモデルはその希少性から人気が高く、買取額も高くなりがちです。もし売却予定のサックスに彫刻が入っているなら、手放すまで大切に保管しましょう。

付属品が揃っている

サックスを購入すると消音器や説明書などの付属品が付いてきます。これらがなくても売却は可能ですが、付いていると査定額がアップします。もし付属品が残っているなら、あわせて査定してもらうことがおすすめです。なおリガチャーをはじめとした各パーツが余分にある場合も、それをセットにすれば高く買取してくれます。

買取の方法はさまざまにあります

サックスを売却するとして、現在ではさまざまな手段が挙げられます。

リサイクルショップという手段

リサイクルショップは全国どこにでもあり、手軽に売却することができます。しかしサックスの売却先としてリサイクルショップはあまりおすすめできません。リサイクルショップは楽器の専門店ではなく、査定の担当者も多くの場合において音楽に特別詳しいわけではありません。

そのため、たとえセルマーやヤマハだったり彫刻入りだったり、通常なら高値が付くであろうサックスでも安値で査定される危険性があります。またサックスについて特別詳しいわけでもないため、買取後に適切な管理をしてくれるとも限りません。少しでも高く売りたい、または愛着があるサックスだから次の持ち主へ渡るまで適切に管理してほしいという方ならリサイクルショップは避けたほうが賢明です。

一方、リサイクルショップは煩雑な手続きが少なく、素早く査定を行ってくれるというメリットがあります。多少安くともすぐさまサックスを手放したいという方ならリサイクルショップでも良いでしょう。

ネットオークションやフリマアプリもあります

インターネットが全国民に普及した現在、サックスの売却方法としてネットオークションやフリマアプリが挙げられます。これらのサービスは自分が出品から発送まで行うため、手数料以外はかかりません。また値段設定を自由に行えるので、場合によっては相場より高い価格で売ることもできます。

特にネットオークションの場合は希望金額を下回らないだけでなく、購入希望者が複数人いたらその間で競売が起こりどんどんと価格がつり上がっていきます。商品に自信があるならばネットオークションやフリマアプリも良い手段だといえるでしょう。しかしこれらのサービスでは楽器の音色を聞かせることが難しく、試しに吹くことは当然ながらできません。

そのため、どれだけ最善を尽くしたとしても、やり取りの最中にトラブルが発生してしまうことがあります。これを少しでも避けるために説明文が長くなり、また写真撮影にも気を遣わなくてはなりません。そこまで努力したとしても、トラブルは起こるときはあります。総合的に考えて、サックスをネットサービスで売ることは難しいといえるでしょう。

楽器買取専門店がおすすめです

サックスを売却するなら楽器専門店が最もおすすめです。専門店なら楽器の知識を持ったスタッフが在籍しており、サックスの状態やメーカーなどをしっかりと踏まえつつ適切な査定を行ってくれます。また年代がわからず、明確な基準がないサックスだとしても、知見をもとにして査定してくれる点もメリットといえるでしょう。

さらに楽器専門店なら持ち込みだけでなく宅配や出張での買取も行っており、非常に便利です。もちろん楽器買取専門店なら買取後の管理も心配ありません。

楽器買取専門店なら傷ありでも大丈夫

リサイクルショップやインターネットサービスの場合、傷が付いたサックスは二束三文でしか売れないことが珍しくありません。しかし楽器買取専門店ですと多少の傷なら受け入れてくれます。

プロが在籍しているからこそ

楽器買取専門店なら傷ありでも大丈夫である理由は楽器のプロがいるからです。スタッフは査定だけでなく楽器のリペアに関しても長けていることが多く、多少の傷なら修復できます。そのため、手前で直すことを前提にして楽器を買い取ってくれることが少なくありません。傷付いてしまっているからと諦めず、楽器買取専門店へ一度連絡しましょう。

ケースがなくても買い取ってくれます

楽器買取専門店をおすすめする理由としてはケースなしも受け付けてくれることも挙げられます。スタッフはサックスの扱いに慣れているため、ケースがなかったとしても適切に扱ってくれるでしょう。

いつ購入したかわからなくても構いません

サックスの査定に際して購入日が非常に重要です。もし購入した時期がわからない場合、適切な査定を受けられない可能性があります。しかし楽器買取専門店ならサックスの状態やメーカーなどから判断し、購入時期が不明でも査定を行うことが可能です。また品番がわからなくとも、サックスのプロなら一目でだいたい判断できます。

サックスを積極的に買取している業者の一例

楽器だけを買取している、エルミュージック

エルミュージック

エルミュージックにはサックスの買取は専門のスタッフが行ってくれるので、楽器買取専門と言っても、サックス専門業者にも近いです。査定してくれるスタッフは楽器ごとに違っていて、それぞれプロの知識や情報量を持っています。どのサックスでも壊れていなければ買取大歓迎ですが、特にセルマーやヤナギサワ、キャノンボールのサックスは買取を強化しています。楽器買取専門なので、サックスの他にも査定をお願いしたい楽器をお持ちの方は、よりオススメできるサービスです。

エルミュージックで査定してみる

買取実績6万点以上、楽器買取だけで15年の実績のキュージック

キュージック(Qsic)

キュージック(Qsic)楽器買取専門店として創業してから15年と、かなり長く経験や知識、また信頼を積み上げてきた業者です。キュージックでは他社ではなかなか行っていない、買取金額の一覧表を具体的に掲載しているので、査定を依頼する前に目安としても参考になります。キャンペーンも行っていて、今現在は管楽器の買取総額が10%アップするので、サックスの査定を申し込むなら今がチャンスです。

サックス演奏歴20年以上のプロが査定してくれる、サックス買取ラボふくおか

サックス買取ラボふくおか

サックス買取ラボふくおかは楽器買取専門店ではなくて、サックスのみを買取している専門業者です。買取を担当してくれる人も実際にサックス歴が長い人なので、見た目やメーカーだけじゃなくて、実際に演奏して音を確認して、さらには調整したらどんな音になるのかまで確認して、査定額の対象になります。サックスの専門性があるからこそ、不調のサックスでも修繕が可能で、買取してくれる可能性も高いです。

サックスが完全に壊れている場合

これまで、まだ演奏できるサックスの売却方法について説明してきました。では、完全に壊れている場合はどうなるでしょうか。

直せないなら廃棄

壊れており音が出ない、またはキーが合わないといった不具合があるサックスは残念ながら売れません。そのため粗大ごみに出したり不用品回収業者を呼んだりして廃棄する必要があります。粗大ごみとして出す場合は自治体のルールに従わなくてはならないので、しっかりとチェックしておきましょう。

まとめ

サックスを査定に出す際、事前にクリーニングを施しておくことが重要です。また普段からきれいに扱っていればそれだけでも査定額はアップします。その分査定額が高くなるため、もう吹かないサックスは早めに売却することがおすすめです。その際はいくつかの業者に見積もりを出してもらい、それぞれを比較しましょう。

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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