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150年以上続く老舗家具ブランド、トーネットの家具を高く売るために知っておきたいコト。

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

ミヒャエル・トーネットによって設立されたトーネットは、世界で初めて曲木技術による家具の大量生産に成功したブランドです。またバウハウスとのコラボレーション製品も数多く発表していて、新たな素材や新しい技術などを取り入れた製品の開発もしています。

世界的に有名なデザイナーとの共同開発の家具は、なかなか手に入らないことが多いので、中古市場で探してるという方が多いかと思います。多少の汚れや使用感などがあっても、高いお値段で買取可能な可能性が高いです。ここでは実際買取価格が高かった人気の家具をご紹介していきます。

トーネットについて

1819年にミヒャエル・トーネット(Michael Thonet)がドイツのボッパルトで創業し、手作業による家具生産から、1859年に工業生産へと移行させることに成功しました。それはブナの無垢材を曲げるという、革新的な技術によるものでした。生産工程を標準化し分業することで、省スペースでの輸送を可能にし、世界中で販売されるほどの人気のブランドとなりました。

1930年代には有名な建築家によって設計された鋼管家具が、革新的な家具として世界的に大ヒットします。現在もクラシックモデルとして製品ラインに残っています。時代に左右されない普遍的で機能的なデザインが特徴です。

トーネットで査定価格が期待できる家具

S285 デスク

S285 デスク

20世紀のデザインを牽引したドイツのバウハウスの理念に基づいて、建築家で家具デザインであるマルセル・ブロイヤーがデザインしたデスクシリーズです。

1本のスチールパイプによってすべてを支えるという、合理性を突き詰めたデザインで唯一無二の存在感があります。右サイドに引き出しが設置されたタイプの他にも8種類ほどのバリエーションがあって、機能的にも優れています。

S5002 ソファ

S5002 ソファ

S5002はジェームス・アーヴィン(James Irvine)が1930年代にデザインしたシリーズもので、ソファだけでなく、アームチェアやデイベッドなどバリエーションが豊富なのが特徴です。

モジュール方式というシンプルでインテリジェントなアイディアに基づた可変プログラムなので、スペースや用途に柔軟に対応できます。標準ベースとして肘掛けや背もたれを配置しています。

1404 ダイニングテーブル

1404 ダイニングテーブル

1404はトーネットのオリジナルダイニングテーブルで、ドイツのミュンヘンを拠点に、主にプロダクトデザインを手掛けているステファン・ディーツがデザインしました。

急激なカーブを描く脚に、薄い天板を組み合わせたシャープな印象のテーブルは、ブナ材のもつ温かみのある質感とのバランスが絶妙です。全体的にはシンプルなデザインですが、脚のカーブラインがとても個性的です。

買取価格をアップするコツや工夫

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

トーネットの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

リサイクルショップ チェリーズマーケット

チェリーズマーケット

チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。 ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、 ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。

まとめ

人気なデザイナーが手掛けたトーネットの家具はやはり高値で買取をしています。その理由の多くは廃盤となっているモデルが多いことが関係しているかもしれません。今は手にいれることが困難な製品はやはり中古市場でかなり需要があります。もし買い替えや引っ越しなどで手放す際には、処分せずに積極的に買取業者に買取をしてもらったほうがお得です。

トーネットの家具はシンプルで普遍的なデザインが多いこと、有名なデザイナーとのコラボレーション製品が多いこと、今手に入りにくい製品が多いことなどなど、たくさんの要因で需要があり人気があります。そして中古市場の価格も安定しているので、ご不用となったトーネットの家具がありましたら、ぜひ家具買取業者へ相談してみてください。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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