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デンマーク出身のデザイナー「ヴィルヘルム・ウォラート」の家具を適正価格で売る方法。

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

デンマークを代表するデザイナーの一人「ヴィルヘルム・ウォラート」。建築家として活躍したウォラートですが、ルイスポールセンやレクリントなどから多くの照明器具を制作しています。そんなウォラートの家具が不用になり、売却したいと思ったらどのようにするのがベストなのでしょうか。

ウォラートの作品は現在でも高い人気があり、中古市場でも需要が見込めます。買い替えや引越しなどで不用になった時は売却を利用してみましょう。ここではウォラートの家具を売却するときに役立つ、買取価格を少しでもアップするためのコツや、気をつけたい点、おすすめの買取業者の紹介などわかりやすく解説していきます。

ヴィルヘルム・ウォラートについて

1920年にデンマークで生まれたヴィルヘルム・ウォラートは、デンマーク王立芸術アカデミーで建築を学び、1944年に卒業しました。デンマーク家具の父と言われるコーア・クリントに師事し、20世紀を代表するデンマークの建築家の一人と言われています。ウィルヘルム・ボーラットと表記されることもあります。

建築のプロジェクトとして知られているのは設計期間33年の大作、ヨーン・ボーと共同で設計したルイジアナ美術館です。世界の美術館建築の中でも傑作として語られています。ルイスポールセンとのコラボでは、ルイジアナ美術館のすべての照明器具を共同開発しサテライトペンダントやマガジン、マグナムやウォラートなど多数の照明器具を制作しました。

ヴィルヘルム・ウォラートで査定価格が期待できる照明

フロアランプ モデル325

フロアランプ モデル325

モデル325は直線的なシェードが美しいランプです。ノーベル物理学賞を受賞したニールス・ボーアの自宅の改修時にデザインされました。特徴的なシェードの形は日本の折り紙にも影響を受けたといわれています。

規則正しく織られたシェードは、デンマークにて一つ一つ職人さんの手によってつくられています。創業当時から変わらない製法で、レクリントの原点ともいえる作品です。折り紙のようなシェードから漏れる光は美しい陰影を生み出し、温かみのある空間を演出します。

買取価格をアップするためのコツ

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

売りたい照明のブランドや詳しい商品名をチェックしたら、買取してもらうために、また少しでも高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ詳しい情報や状態を正確に伝える

照明のブランドや、ラベル、シェードなどに記載されている作品名や型番などを、出来るだけ全て確認して、査定申込み時に伝えると査定価格がはっきり分かりやすくなります。

また当日にスムーズに査定から買取まで進めることにも繋がります。照明にとって重要な動作も査定額に大きく関わるので、動作の不具合もある場合は正直に伝えましょう。

保証書・付属品・オプション品を揃えておく

購入時の保証書や付属品がある場合は、査定当日までに必ず揃えておきましょう。照明はオプション品が少ない家電ではありますが、もしも持っているなら一緒に見てもらうと買取金額が上がりやすくなります。

日頃から定期的なクリーニングと、できる範囲での掃除をする

フロアランプやデスクライトのような照明は掃除しやすいですが、シーリングライトのような天井についている照明は難しいです。無理に掃除を使用として売りたい照明を壊したり、自分が怪我をしてしまっては本末転倒なので、”できる範囲”が大切です。

掃除しやすい部分でも査定前に一気に綺麗にしようとしても長い間ついていた汚れはなかなか落ちないので、持っている照明や掃除道具と、照明の種類に合わせた方法でクリーニングをしましょう。日頃から掃除したり、丁寧に扱うことが、いつか売却する時に高価買取に繋がります。

いくつかの業者やショップに査定を依頼する

同じブランドの同じ型番の照明でも、買取業者や売りたい時期によって査定額は大きく変わってきます。照明が買取品目に入っているブランド、デザイナーズ家具の買取業者でも、得意不得意や買取強化をしているブランドとジャンルが異なります。

必ず複数社で査定結果して価格やサービスの比較しましょう。但し、売るまでに少し時間はかかるので、引っ越しなど日時に制限がある場合は、それも視野に入れて早めに行動することをオススメします。

まとめて査定を依頼する

照明の買取を個人で買取業者に依頼をする場合、フロアランプやデスクライトだと単体の申し込みになるかもしれませんが、出来ればいくつかの照明をまとめて査定に出したり、家具を取り扱っているなら売りたい家具を見てもらうなど、できるだけ一緒に買取依頼をすると高額査定になりやすくなります。

また、シーリングライトやシャンデリアなど店舗や商業施設などであれば複数点をまとめて買取してくれる業者を選ぶといいでしょう。法人でもまとめて依頼することで買取価格のアップが期待できます。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

照明を売ろうと思ったけど、目立った汚れがある、動作に問題がある、必要不可欠な付属品や保証書が見つからないなど、売るときに気を付けたいことをまとめました。

動作に不具合があると売れにくい

どんなに優れたデザインの照明でも照らすことがメインの役割なので、その動作に不具合がある場合は、基本的に売ることは難しくなります。電球が切れているだけなら自分で交換するか、少しだけ価格は下がりますがそのまま売却可能です。

希少価値のある作品や人気作品であれば正規ルートで修理に出すか、修理も可能な買取業者に査定依頼するのも一つの手です。

再販できないほどの、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

照明のベースやシェードに大きな汚れやキズがある、コードが伝線している場合は、誰も購入したいと思いにくいので再販が難しく、買取を断られるケースもあります。

ただし、買取業者・ショップによっては修復や修繕ができるところもあるので諦めずに一度相談してみてください。それでも買取を断られてしまった場合には、適切な方法で処分しましょう。

純正じゃない部品が使われていたり、自分で修理した経験がある

照明が壊れた際に、正規ブランドやメーカーではないところで修理をしたことがある方は要注意です。

純正じゃない部品を使っていたり、また自分で修理した経歴があると、買取金額の低下もしくは買取不可の可能性もあります。また、故障していたり説明書や付属品がない場合も減額の対象になるため売却前に確認しておきましょう。

売りたい照明がリプロダクト品である

有名ブランドや人気デザイナーのリプロダクト品だとしても、基本的に価格が付きにくく売却が難しい場合があります。どんなに美しいデザインでもリプロダクト品は高価買取対象外ということは覚えておきましょう。

買取業者では断られてしまっても、町のリサイクルショップやヤフオクやメルカリなどフリマアプリではリプロダクト品でも売れる場合もあります。どうしても売りたい場合は検討してみるのも手です。

ヴィルヘルム・ウォラートの照明を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンはどこよりも高くというキャッチフレーズをコンセプトに、デザイナーズ家具の買取に力を入れているサイトです。 家具が好きなスタッフが在籍していて、各ブランドの紹介ページを見てもブランドやデザイナーの知識が豊富だとわかるので安心して依頼できます。

また、まとめて売ることで、査定価格が大幅に査定額のアップするので、企業やモデルルーム、オフィスなど、法人でまとめて売りたい場合にもゼノンは最適です。 見積もりは無料で、東京を中心に埼玉、神奈川県の一部であれば無料で出張買取にも来てくれるのも魅力です。

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

L-line(エルライン)は15年以上、ブランド家具やデザイナーズ家具を専門に買取しているサイトです。 ブランド家具の買取に特化していて、15年にわたり数多くの買取実績があるので、家具やデザイナーに対する知識もしっかりとしています。 通常のリサイクルショップと違い、確かな目利きで適正・丁寧に査定してくれるので安心です。

また、実際に買取した家具がホームページで頻繁に紹介されているので、信頼度もあります。 出張料や見積無料で自宅まで来てくれる出張買取が便利で、大型家具や高額な家具を売りたい時は迷わず相談してみましょう。 買取をしたあとの販売ルートも確立されているので、買取価格も他社さんより期待できます。

エルラインで査定してみる

リサイクルショップ チェリーズマーケット

チェリーズマーケット

チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。 ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、 ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。

まとめ

デンマークを代表する建築家として知られるヴィルヘルム・ウォラートの作品をご紹介しました。ウォラートはモデル325の他にレクリントからはキノコのような形をしたシェードが特徴のブラケット照明、モデル204などを手掛けています。レクリントならではのプリーツデザインが美しい照明です。通称マッシュルームと言われ、1957年の登場以来初めて復刻されたモデルは、中古であっても良いお値段での買取が期待されます。

その他にもミッド・センチュリーの名作として知られる、ルイスポールセンのウォラートはシンプルなフォルムで、タイムレスな魅力のため、多少古くても買取してもらえる可能性が高いでしょう。レクリントやルイスポールセンは買取を強化している買取店も多いので、そういったところに依頼するとより買取額のアップに繋がります。こちらの記事がお役に立てれば幸いです。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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