中古品の羽毛布団も買取してもらえる？
中古品の羽毛布団は買取してもらえるのだろうかと、疑問に思う方も多いかもしれません。羽毛布団は、直接お肌に触れるものです。衛生的な問題もあり、基本的に買取が難しいのが現状です。
布団クリーニングへ出して、きれいにした状態でも、買取してもらえる確率は非常に低いでしょう。ただし、新品、未使用品、ほとんど使用していない羽毛布団であれば、売れる可能性もあるのです。
人気メーカーや品質保証付きメーカーの羽毛布団ならば売れるかも？
メーカーによっても、羽毛布団の売れ行きが左右される場合があります。誰もが知っているような有名メーカー、人気の布団ブランドなどは、割と売れやすいです。独自の品質保証を行っているメーカーの羽毛布団も、信頼性が高いため、買取率が高くなります。比較的良い値段で売れやすい羽毛布団のメーカーについては、以下の通りです。
- 京都西川
- 東京西川
- 東洋羽毛工業
- 丸八真綿
- エアウィーヴ
- テンピュール
ただし、同じメーカーの羽毛布団でも、素材によって売れやすさが異なる場合があるのです。羽毛布団の種類は、「ダック」と「グース」の2種類があります。ダックはアヒル、グースはガチョウの羽が使われています。アヒルは体格が小さいため、ダウンボールのサイズも小さめです。そのため、ダックが使われている羽毛布団は、価格が安くなっています。元の値段があまり高くないことから、ダックの羽毛布団を買取に出しても、良い値段が付くことはほとんどありません。
ただし、ダックでも、希少なダックの毛が使われている羽毛布団であれば、高値段で買取してもらえる可能性があります。反対に、グースの羽毛布団はダウンボールが大きいため、高価なものが多いです。状態が良いものであれば、ダックの羽毛布団よりも良い値段で売れる確率が高くなります。まずは、メーカー名、ブランド名、素材などを確認したうえで、お持ちの羽毛布団が売れるかどうかを判断してみてください。
羽毛布団を売るためにやっておいたほうが良いことは？
次に、羽毛布団を売るために、ぜひやっておくべきことをご紹介します。
羽毛布団の状態を確認する
最初にやることは、羽毛布団の状態の確認です。シミなどの汚れがないか、外観をよく観察しておきましょう。羽毛布団をクローゼットや押し入れの中で、長い間保管しておくと、カビや臭いが付いてしまうこともあります。かび臭い状態だと、査定額が大幅に下がってしまうことや買取拒否されてしまうこともあるので、注意が必要です。
羽毛布団を売るつもりの方は、定期的にクローゼットから出して、風に当てることや天日干しなどのメンテナンスをしっかり行っておいたほうが良いでしょう。
メーカーや購入日を確認しておく
買取に出す前に、購入した羽毛布団のメーカー名、購入日も調べておきましょう。メーカー名、購入日は、インターネットの注文履歴、領収書、保証書などで確認できます。購入日が記された領収書、保証書などが揃っていると、査定時の印象が良くなり、良い高値で買取してもらいやすくなるからです。
汚れ防止のためにカバーをかけて使う
羽毛布団を購入したら、すぐにカバーをかけておきましょう。カバーをかけて使用すれば、汗じみなどの汚れ防止となり、羽毛布団をきれいな状態で保ちやすくなるからです。状態がきれいな羽毛布団は、高値が付きやすくなります。
いらなくなったら早めに手放す
羽毛布団がいらなくなったら、できるだけ早めに手放してしまいましょう。購入から時間が経てば経つほど、価値が下がって、売れにくくなってしまうからです。また、買取ショップの中には、購入日から3年といった独自の買取ルールを設けているところもあります。要らないと思ったら、未使用品であっても、すぐに行動することをおすすめします。
羽毛布団を少しでも高く売るためのコツとは？
羽毛布団はブランドや素材によっては、非常に高額なものもあります。せっかく高いお金を出して買ったのだから、少しでも高い値段で買取してもらいたいと思う方がほとんどでしょう。項目ごとに、羽毛布団を高く売るためのコツについてご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
売るタイミングを考えておく
羽毛布団を高値で売るコツは、「売却のタイミングを考えること」です。使用頻度が減る真夏の時期だと、需要がほとんどないため、買取へ出しても売れない場合がほとんどです。反対に、羽毛布団の需要が高くなる秋冬であれば、すぐに売れる場合や良い値段が付く可能性も高くなります。
お引越し、お金に困っているなど、急ぎで売りたい事情がないときは、売れやすい時期がくるまで待ってみてはいかがでしょう？
ほかの寝具もまとめて売る
不用な寝具をまとめて査定に出すことも、高値で売るコツです。なぜなら、羽毛布団だけよりも、ほかの寝具なども合わせて一緒に査定したほうが買取ショップ側も都合が良いからです。買取ショップは、一度に多くの買取を行ったほうが利益につながりやすいという事情があります。
そのため、まとめて買取に出すお客様は、歓迎されやすいのです。中には、複数点の買取を条件に、査定額をアップしてくれる買取ショップもありますので、相談してみると良いでしょう。利用するお客側にとっても、いらないものをまとめて売りに出したほうが、手に入るお金がより大きくなるというメリットがあります。
羽毛布団を買取に出す前に、敷布団、掛け布団、タオルケット、毛布など、一緒に売れそうなものがないか確認してみてください。
買取業者や買取ショップ選びも重要
羽毛布団を売る際には、買取業者や買取ショップについても、よく調べておきましょう。お店によって、買取方法、買取品目、買取額などが異なる場合があるからです。
買取方法から選ぶ
羽毛布団の売却方法としては、宅配買取、出張買取、持込買取などがあります。お近くに買取ショップがない場合には、宅配買取、出張買取を選んだほうが便利です。ただし、羽毛布団の場合は、サイズが大きいため、宅配買取だと梱包が非常に大変です。
送料自己負担の場合には、売却代よりも、送料のほうが高くついてしまうかもしれません。布団圧縮袋を使えば、かさ張りが抑えられます。ただ、圧迫することで羽根が折れてしまうので、あまりおすすめはできません。お住まいの近くに持込買取を行っているショップがある場合は、直接羽毛布団を持参して、買取してもらえないか相談してみると良いでしょう。
リサイクルショップよりも寝具専門買取業者・ショップがおすすめ
羽毛布団の買取は、リサイクルショップよりも、寝具専門買取業者や買取ショップを利用するのがベストです。一般的なリサイクルショップだと、かさ張りやすくて保管場所を取る羽毛布団は買取してもらえないことも多いからです。運良く買取してもらったとしても、査定額が低くなってしまうことでしょう。
寝具専門買取業者や買取ショップであれば、専門スタッフが査定・買取を行っているので、安心して売却できます。
買取率、査定額についても、寝具専門買取業者や買取ショップのほうが高めです。有名メーカー品、グースのような高級品、新品の羽毛布団は、寝具専門買取業者や買取ショップを選んで、売却したほうが良いでしょう。
羽毛布団を積極的に買取している業者・ショップの紹介
羽毛布団から他の寝具まで買取可能、salulu（サルル）
実際に羽毛布団の買取経験が豊富な、家具買取専門のサルルなら羽毛布団と一緒に他の寝具や家具を買取してもらうこともできます。買取してもらいにくいジャンルですが、買取したものが写真付きで掲載されているので、自分の持っている羽毛布団が売れそうかどうかの判断もしやすいです。年中無休で問い合わせ可能なので、電話やメールで気軽におおまかな査定額を聞けるのも強みです。
アプリを使えば即日査定可能、リサイクルショップかんざぶろう
かなり幅広いジャンルのものを買取しているリサイクルショップのかんざぶろうでは羽毛布団ももちろん、毛布やシーツ、掛け布団、敷布団、その他寝具の買取も積極的に行っています。基本的に新品で購入してから3年以内で未使用、汚れやシミのない人気ブランドやメーカーの製品が高価買取になりやすいです。高価買取メーカーの一覧も掲載されているので、持っている羽毛布団が該当したら高価買取のチャンスです。
参考：リサイクルショップかんざぶろう
一点からでも最短当日対応可能、エコリサイクルセンター香川
エコリサイクルセンター香川は中国地方や四国、兵庫県までの西日本で不用品の買取や回収、処分をしている業者です。月間500件以上対応している実績と信頼のある業者で、査定から買取まで専門の教育を受けたスタッフさんが全て対応してくれます。幅広くサービスを展開しているので、羽毛布団単体の買取から引っ越しやお部屋を一気に片付けした等、色んなケースに対応可能です。
参考：エコリサイクルセンター香川
もしも羽毛布団の買取を断られたらどうしたらいい？
最後に、寝具専門買取業者や買取ショップへ持ち込んでも売れなかった場合の対処方法をご紹介します。
自分で売る方法を考えてみる
ショップや業者等で買取してもらえなかったときは、自分で売る方法を考えてみてはいかがでしょう？フリマアプリ、オークションサイトなどサービスを活用すれば、誰でも羽毛布団を売却できます。自分で売る場合は希望額で出品するため、納得する値段で売れるのが利点です。出品や梱包などの手間はかかってしまいますが、業者やショップへ依頼するよりも、買取してもらえる確率も高くなります。
ただし、自分で売る際には、購入希望者からのお問い合わせ、値下げ交渉なども対応しなければなりません。
買取後にトラブルを避けるためにも、羽毛布団の情報はしっかり入力しておきましょう。
また、写真もできるだけたくさん用意しておいたほうが、より売れやすくなります。
売るのをあきらめて処分を検討する
万一売れなかったときは、きっぱりとあきらめて処分を検討することも大切です。買取先が見つかるまで粘っていたら、時間が無駄になってしまうからです。羽毛布団を処分する際には、お住まいの地域の粗大ゴミ回収が利用できます。数百円程度の料金を支払い、指定の場所へ持っていくことで、引き取りしてもらえます。
地球環境に配慮したいという方は、グリーンダウンプロジェクト（Green Down Project）を利用してみてはいかがでしょう。グリーンダウンプロジェクトは、不用となった羽毛製品を回収してリサイクルを行っている団体です。回収場所、回収品目、回収方法については、公式サイトで確認してみてください。
布団を必要としてるところへ寄付をする
ゴミに出すのがもったいないという方は、寄付をするのもおすすめです。梱包代、送料などの費用がかかってしまいますが、寄付することで誰かの助けになります。ボランティア団体、福祉施設など、羽毛布団を必要としているところがないか調べてみると良いでしょう。
羽毛布団の売却方法のまとめ
今回は、不用になった羽毛布団を売る方法、高く売るためのコツなどをご紹介しました。比較的よく売れやすいのは、新品、未使用、人気メーカー・ブランドの羽毛布団です。ただ、未使用品や人気ブランド品であっても、古いものだと査定額が低くなってしまう可能性があります。高値で売れるのは、購入から約3年以内のものがほとんどです。
使用した中古品は、衛生面の問題もあり、基本的に売れないと考えておいたほうが良いでしょう。羽毛布団を高値で売りたいときは、寝具を専門としている業者を選ぶのがおすすめです。自分の希望の額で売りたいのであれば、フリマアプリなどを使う方法もあります。自分に合った最適な方法を選んで、羽毛布団を売却してみてください。
小山大作
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